
第三のとなりつつあるChromebook上でWindowsのアプリケーションが使用できるかについてまとめました。
そういえば、ChromebookでWordとかのWindowsアプリケーションって動かせるの??
デフォルトでは動かせないけど、手を加えたら動かせるものもあるよ!
でも、それやるくらいなら市販で売られてるWIndows機を買ったほうがいいと思う。。。
目次
1. Chromebookとは
Chromebookとは、Google社が開発したGoogle OSを使用したノート型パソコンです。
そのため、GmailやGoogleドライブ、Web検索などインターネット環境に特化したPCです。
2. ChromebookでWindowsアプリを動かす方法
Chromebookの初期環境ではWordなどのWindowsアプリケーションを起動できません。
しかし、お金と手間はかかりますがChromebook上でWindowsアプリケーションを動かすことはできます。
2.1 (企業向け)仮想環境を用意してリモートデスクトップ経由で操作する

企業や組織がChromebookを社内接続用端末として配布し、Windowsが搭載された仮想サーバーにリモートでログインする方法です。このリモートでログインすることにより、Chromebook上にWindowsの画面が現れるため、Windowsの画面上に出現しているアプリケーションを操作することができます。
メリットとしては、Chromebookはスペックが低ければ2万程度で仕入れることができるため仮想サーバーのWindowsのスペック次第で運用コストを抑えるられる可能性があります。
※個人の使用で仮想サーバーの契約まではしないと思いますので、今回は紹介までとします。
2.2 Chromebookに仮想マシンを建ててWindowsを導入する

ChromeOSには「Linux開発者」モードがあります。
Linux開発者モードの環境に仮想サーバツールであるVirtualBoxをインストールして、Windowsを新たにインストールすることでWindowsアプリケーションを操作することができます。
この方法が良いかと思いますが、デメリットが2つあります。
②Windowsのライセンスを購入する必要がある
2.2.1 Chromebookのスペックによっては動作が遅くなる
Chromebookはwebブラウザで操作が完結する人向けに販売されています。
そのため、CPUやメモリなどのスペックを抑えて低価格で販売されているものが多くあります。
この低スペックのChromebookに仮想マシンを作成して動作させると、ChromeOSとWindowsの2つのマシンが共存してしまうため、どうしても動作がカクついたり遅くなってしまいます。
最悪のケースとして、OSが落ちて再起動する場合もあるためChromebookのスペックを確認してからインストールする必要があります。
2.2.2 Windowsのライセンスを購入する必要がある
仮想サーバーといえどもWindowsをインストールするにはライセンスの購入が必須となります。
投稿時のWindows11Proの値段は2万前後となります。
この購入費を考えると中古か安いWindows機を購入したほうがいいと考えてしまいます。
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2.3 ChromebookにWindowsアプリケーションを操作できるアプリを導入する

こちらはChromebookに限った話ではありませんが、LinuxでWindowsアプリケーションを動作させようと日々努力している企業や有志がいます。
その中でもオープンソースソフトウェア(無料ソフトウェア)で作成されている「Wine」と呼ばれるツールがあります。このWineをLinux開発者モードにインストールすることでWindowsアプリケーションを操作することができます。
ただし、LinuxとWindowsは全く異なるためすべてのWindowsアプリケーションを動作することはできません。
そのため、Wineで使用しながら操作可能かを確認してください。
3.ChromebookからWindowsマシンを操作する
Chromebookから自宅のWindows PCにリモートでログインして操作する方法があります。
このリモート操作の場合は、自宅にWindows PCがあればWindows PCを操作することができます。
ただし、この場合は自宅内にWindows PCがあることが前提となってきますので、限られた人のみ実施できる方法だと思います。
Chromebookから実際にWindows PCを操作する方法は下記URLとなりますので、興味があれば除いてみてください。
4. ChromebookでWindowsアプリケーションを動かすべきか

個人の意見としては「ChromebookではWindowsアプリケーションを使用せず、市販のWindows PCを購入すべき」だと思います。
理由として、「Chromebookのスペック次第では動かない」ことと「Wineを使用しても動かない可能性」があるからです。
最初からMicrosoft Officeが使用したいのなら、Windows機の購入を検討したほうが良いでしょう。
5. さいごに
ChromebookでWindowsアプリケーションを動かすことができるかについてまとめました。
ChromebookでWindowsアプリケーションを動かすことはできますが、スペックの問題や特殊なソフトウェアをインストールしても動作対象外となることがあるため、WindowsヘビーユーザーであればWIndows機の購入を検討すべきだと思います。