【自宅サーバー】Webアプリケーションが繋がらなくなったときに行う3つの確認方法

投稿者: | 7月 30, 2022

自宅サーバーでwebサーバを運用している時に、突然接続できなくなったことはないでしょうか。
そのなかでも、契約元の回線が問題があった場合は待てば復旧しますが、自宅内の機器が故障した場合は管理者である設置者が切り分け対応を行う必要があります。

今回は2022年7月上旬にこちらのブログが接続しなくなった時に行った復旧内容を説明します。

1.状況の切り分け

自宅に設置しているwebページが突然繋がらなくなることは起こります。
原因としては「サーバーのリソース不足」「ディスク逼迫による読み込みができなくなる」、または「ネットワーク機器が故障する」など、様々な要因が考えられます。

また、サーバーはネットワーク必ず接続されており、ネットワークに接続していないとサーバーに対して司令を出すことができないきかいのため、まずは「①ネットワークの確認」を行い、次に「②サーバー内のリソースの確認」から順に行う必要があります。

2.ネットワークの確認

ネットワークの確認を行うときは外部のネットワークから調べるのが得策のため、まずは外部のネットワークから調べていきます。

2-1.契約しているネットワークベンダの障害確認

Webページに接続できないとき、外部のネットワークから確認するため、まずは契約しているネットワーク提供会社の障害連絡を確認するところから始めます。

NTTやソフトバンク光など、各ネットワーク提供会社はメンテナンス情報や障害情報を公開してます。
下記に主要なネットワーク提供会社のリンクを掲載するため、webページに接続できないときは契約してるネットワーク会社の情報の確認をお願いします。

ネットワーク提供会社リンク
NTT東日本https://www.ntt-east.co.jp/disclosure/construction.html
NTT西日本http://www.info-construction.ntt-west.co.jp/info-report/ku010/kU010010/
J:COMhttps://information.myjcom.jp/maintenance_outage/index.html
ソフトバンク光https://www.softbank.jp/internet/info/maintenance/
コミュファ光https://www.commufa.jp/trouble

2-2 自宅ルーターの確認

ごくまれに自宅に配置しているルーターが熱暴走等でうまく処理できない時があります。その時はスマホでWi-Fiを接続しているときに、googleの検索などが使用できなくなります。
その場合は自明なので、契約しているネットワーク提供会社の問い合わせに連絡して、サポートを受けるようにしてください。

3 サーバーの確認

外部のネットワークから攻めてきたため、次は自分自身で配置しているサーバーの確認を行います。

内容としては「①サーバーの疎通確認」、「②サーバーのサービスの起動確認」等があります。

3-1 ネットワーク疎通確認

サーバーはネットワークを介して情報を発信しています。
そのため、まずはサーバーがネットワークに接続しているかを確認します。

実際にWIndowsのコマンドプロンプトから確認する場合は「ping ホスト名(このブログの場合は ichikun.work)」を打ち込んで確認します。
問題かなければ損失が0でされますが、サーバーのネットワークポートに何かしら不具合があれば損失が4になります。

>ping ホスト名
以下windows端末の返答内容返答内容
xx.xx.xx.x からの応答: バイト数 =32 時間 =17ms TTL=56
xx.xx.xx.x からの応答: バイト数 =32 時間 =17ms TTL=56
xx.xx.xx.x からの応答: バイト数 =32 時間 =17ms TTL=56
xx.xx.xx.x からの応答: バイト数 =32 時間 =18ms TTL=56

xx.xx.xx.x の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 17ms、最大 = 18ms、平均 = 17ms

3 サーバーの障害確認

サーバーのネットワーク周りが問題なければ、次にサーバーで立ち上げているサービスの確認を行います。

linuxであれば、下記コマンドを実行すればサービスのステータスを確認することができます。

$ service サービス名 status

statusの状態は、下記で表示されます。

active : 起動中
inactive : 停止中(エラーなし)
failed : 停止中(起動しようとして失敗)


次に、各サービスのログ等を確認するのですが、そこまで時間が割けないのであればサーバーの再起動を実施します。

WordPressであれば、サーバーを再起動しただけでは壊れるといったことはないので、下記rebootコマンドを実行して立ち上がることを確認してください。

$ sudo reboot

4 さいごに

今回はサーバーに接続できなかった時の方法について、ネットワークからサーバーの確認方法について解説しましたがいかがでしょうか。

個人であればすべて手作業で行い、どの部分で障害が発生しているかを確認する「切り分け作業」を行う必要がありますが、企業ではZabbixなどの監視ツールを用いることで切り分け作業を局所化して対応してます。

そのため、少しでも楽な運用を心がけるのであれば、監視ツールの導入も検討する必要がありますので検討してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です