
小型PCはたくさん出ていますが、どれがいいか判断しにくいと思います。
また、CPUはIntel製が主流ですが、RYZENが勢力を伸ばしてきて何がいいかわからないと思います。
今回紹介するPCはMinisforum(ミニスフォーラム)の小型PC Deskmini UM700。小型ながら高性能のPCで5万円代でRYZEN7搭載とコスパ最強のミニPC。
音楽再生、動画再生、文章作成など普段使いしても問題ないかを検証してみました。
目次
1.ミニPCの良さは?
私は今までノートPCを購入してましたが、キーボードやマウスはお気に入りのものを購入してきました。さらにモニターは外部出力してたため、ノートPCを置いているスペースがもったいないと感じていました。
そんな中で見つけたのがミニPCでした。
ミニPCは手のひらサイズのため置き場には困らないため、モニターの下などに置くことができます。
そこで今回は小型で高スペックのミニPC Minisforum UM700を購入したのでレビューしていきます。
2.本体の構造

本体は手のひらサイズでシンプルな構造になってます。
上部を押すだけでPCの基盤に触れることができるため、手軽にメモリやディスクの追加をすることができます。
私の場合、購入当初はメモリが8GBでしたが、16GBのメモリを2つ購入して32GBまで拡張して使用してます。

2.1スペック
公式から公開されているスペックは下表の通り。
商品モデル番号 | UM700 |
CPU | AMD Ryzen™7 3750H(4コア/ 8スレッド/2.1-3.7GHz) |
グラフィック | Radeon™ RX Vega 10 グラフィックス |
メモリ | 8/16/32 GB DDR4 ※SODIMMスロットx2 ※デフォルトでは2スロットの合計で8,または16GBで購入可能 |
ストレージ | M.2 2280 256/512GB NVMe SSD(最大2TBまで拡張可能) |
ストレージ拡張 | 1 x 2.5インチ SATA HDD(SATA 3.0 6.0Gb/s)(拡張上限なし、7mm以内対応) |
ワイヤレス接続性 | デュアルバンドWi-Fi、Bluetooth |
冷却ファン | あり・静音・Unlock TDP 25W/35W |
ビデオ出力 | ① HDMI 2.0(4K@60Hz) ② ディスプレイポート(4K@60Hz) ③ USB-C Port(4K@60Hz) |
オーディオ出力 | HDMI 2.0、DP、3.5mm オーディオジャック |
電源 | ACアダプター |
OS | Windows10 pro ※Windows11 proにアップグレード可能 |
本体の重さ | 0.50Kg |
Windows 11にアップグレードする場合はカーネルのアップグレードが必要なので、下記資料から実施してください。
起動したらマウスやキーボードの入力がすべて行えなくなりますが、再起動後に使用することができます。
https://www.minisforum.jp/ueditor/file/20210806/1628220588553885.pdf
3.動画視聴
まずは動画視聴を試してみます。
3.1 Youtubeの動画視聴
Youtubeで動画を見ましたが、動画再生中は遅延が発生することはありませんでした。
しかし、購入時のメモリが8GBだったため動画再生の読み込みに2秒程度固まってましたが、32GBに増設したことにより初期遅延が短くなりました。
実際ベンチマーク確認しましたが、8GB中2GB中使用されていたため、6GBの中で処理させようとするとなると、遅延が発生するんだろうなと感じました
しかし、UM700のイヤホンジャックからの音質はイマイチでした。。。
そもそもChrome標準だとイコライザの設定等ができないのも難点。
音質は少し難があったためDACとChrome拡張機能のサウンドイコライザを使うことで解消できるかと思います。
私は愛用しているK1500を通してMDR-M1STのヘッドホンを使用して聴いてます。
このくらいすれば音響の沼にはまった人はちょうど良いのではないでしょうか。

3.2 Amazon Primeビデオの視聴
画像取得できないので画像載せてませんが、遅延なく視聴することができました。
4.ゲームプレイ
実際にPCSX2でPS2のゲームを試してみました。
エミュレーターでのゲームプレイは違法にはなりませんが、PCSX2はPS2からbiosを吸い出す必要があります。
個人ブログなどでPS2のダウンロードリンクが記載してあることはありますが、ダウンロードしてしまうと違法になりますので注意してください。
4.1 PCSX2でのゲーム
.hackシリーズが好きなので.hack vol1を試してみました。
特に遅延していることはなく、快適でした。
むしろ2011年くらいに発売されていた時のノートPCで比べてみましたが、2011年当時のものはモッサリしていたため使い物になりませんでした。

5.文章作成
実際に文章を作成してみました。
Officeはプリインストールされていないため、GoogleドキュメントとWordpressの投稿の原案の記載を試してみます。
5.1 Googleドキュメント
Googleドキュメントを使用してみましたが、スラスラと書くことができました。
ブログの原案を考える時もこのGoogleドキュメントを使用するのですが、ストレスなく書くことができました。

5.2 WordPressの更新
実際にこの記事を記載してみましたが、スラスラ入力することができました。
私が使用しているChromeBook(C223NA-GJ0018)だと低スペックのため入力するのに遅延が発生することが多々ありますが、UM700のスペックになると快適に入力ができました。
6.さいごに
UM700を使用した感想ですが、購入時はメモリ8GBのため動画視聴に少し遅延が発生しましたが、メモリを増設することで解消することができました。
また、音沼の方は音声出力が気になるとは思いますが、DAC等を駆使することで自分好みの音声出力ができると思います。
さらに、2022年8月現在ではWindows10proが5万円代で購入できるため、買い替えするにはお勧めのPCかと思います。