【Chromebook】1年間Chromebookを使用して感じたメリット・デメリット

投稿者: | 2月 6, 2022

最近ではYoutubeの広告欄で「Chromebook」を聞いたことはある人が増えてきたのではないでしょうか。

しかし、広告の動画だけではどのようなノートパソコンなのかわからない方も多いと思います。

そこで、今回はChromebookを購入したメリット・デメリットについて記載します。

1.Chromebookとは

Chromebookとは、Google社が開発したChrome OSを搭載したノートパソコンです。
そのため、WindowsやMacとは全くコンセプトが異なるOSを導入したノートパソコンとなっています。

Chromebook は他とは違うノートパソコンです。Google が開発したオペレーティング システム「Chrome OS」を搭載し、日々のタスクを楽々こなせる強力な機能を備えた、使いやすいデザインの新しいノートパソコンです。
#Googleオフィシャルページより

2. Chromebookが選ばれる理由

最近ではコロナが広がり、在宅ワーカーが増えることで巣ごもりが一般的になってきました。
その中で、Youtube動画を見る頻度が増えてきており、Youtube上でChromebookの広告をバンバン出したことでChromebookが認知されるようになりました。

このChromebookの認知によって2021年第1四半期にはWindowsに続き2位のシェアを獲得することに繋がります。
※gigazine.netの「ノートPC出荷台数が2021年第1四半期に成長率80%超を記録」から参照しました

選ばれる理由として認知が高まってきたことは挙げられますが、認知されるだけでは購入される方は少ないと思います。
では、なぜChromebookのシェアが拡大したかというと「安価で購入できる」からです。

Chromebookは動画編集やプログラミングのような専門知識を持った人が使う用途として作られていません。
つまり、「動画を見る」「Webブラウザで何かを調べる」「Androidのアプリで遊びたい」といったコンセプトを重点に設計されています。
そのため、ハイスペックにこだわらないため安価で提供することができます。

実際に私が購入したChromebook C223NA-GJ0018は2万払ってお釣りが返ってくる価格帯となっています。


3. Chromebookのメリット

Chromebookのメリットは5つあります。

Chromebookのメリット5つ
①Webページの閲覧やYouTubeの動画が観れる
②文書作成ツールや表計算を使用できる
③Playストアからアプリをダウンロードできる
④コマンドラインでの操作ができる
⑤セキュリティ対策が不要のため安全に使用できる

3.1 Webページの閲覧やYouTubeの動画が観れる

ChromebookはWebブラウザのChromeが元となっているため、Chromeで行えるものはすべて行うことができます。

そのためChromeでググったり、Yotubeを観て楽しむことができます。

また、Amazonプライム・ビデオもChromeで鑑賞することができるため、Amazonヘビーユーザーの方にもメリットがあると考えています。

私の場合はChromebookでググったりYoutubeで動画を観たりしていますが、こちらのブログの更新等もChromebookで実施しています。

3.2 文書作成ツールや表計算を使用できる

WindowsではOffice製品を購入してWord, Exell, Outlookを使用して作業することができますが、ChromebookではOffice製品を使用することができません。
その代わりとして、Google独自に開発したスプレットシートやドキュメントのアプリケーションが用意されています。

また、Wordのデータは「ドキュメント」で編集することができるため、移植の手間を省くことができます。

3.3 Playストアからアプリをダウンロードできる

ChromeOSはスマートフォンのAndroid OSをベースとして作られているため、Playストアからダウンロードして使用することができます。

そのため、有名なゲームなどを試してみたいときはChromebookにインストールして動かすことができます。

※端末依存かはわかりませんが、インストールできないアプリがあります

3.4 コマンドラインでの操作ができる

ChromebookはWebブラウジングがメインであることを2.1で説明しましたが、コマンドラインでの操作も実施することができます。

ChromeOSはLinuxベースのOSで作成されているため、ChromeOS上にLinuxを立ち上げることができます。

Linux開発環境の環境構築オプション
コマンド実行例

そのため、「プログラミングをしてみたい」、「サーバーに触れてみたい」と考えている人でノートパソコンの購入を検討している方がいるなら、Chromebookも候補として考えてみてください。

私の場合は、自宅サーバーにリモートで操作したいときは、ChromebookのLinux機能を用いています。
また、簡単なプログラムを作成したいときは、このLinux機能を使ってプログラムを実行しています。

3.5 セキュリティ対策が不要のため安全に使用できる

ChromebookもWindowsアップデートのようなセキュリティサポートもついています。

そのため、ユーザーが意識することなく適用される仕組みとなっています。

しかし、型番によってサポート期限が異なるため、購入前にサポート期限がいつかを確認する必要があります。

※セキュリティサポートページはこちらになります

4. Chromebookのデメリット

私が使用していて感じるChromebookのデメリットは4つあります。

Chromebookのデメリット4つ
①インターネットに繋がってないと作業が制限される
②メーカーによってサポートが異なる
③専門的なことができない
④Steamができない

4.1 インターネットに繋がってないと作業が制限される

Chromebookはググったり動画を観たりすることをメインとし、Androidのスマートフォンをノートパソコンで実施できるように設計されています。
そのため、オフライン状態だと使用することが制限されてしまうため、常にインターネットに接続する必要があります。
※3.2章で説明したドキュメントの機能などはオフライン状態で使用できますが、過去に作成したものはGoogleドライブ上に保存されるため、オンライン状態でないと見ることができないため編集ができなくなります

4.2 メーカーによってサポートが異なる

こちらはメーカーによってサポート内容が異なるため、購入前に機能とサポート内容を吟味して購入する必要があります。

私の場合はASUSのChromebookを購入しましたが、充電中にPCを起動することができない事象が発生していたためサポート窓口にPC本体を送付していたのにも関わらず、1年間修理を断られました。
そのため、購入前にはレビュー内容も確認して購入することをオススメします。

4.3 専門的なことができない

ChromebookはWebブラウザで行えることを重点を置いているため、画像編集や音楽を作成するなどの専門的なことができません。

そのため、動画編集などをメインとして購入を検討している方はオススメしません。

4.4 Steamができない

ChromeOS自体がSteamに対応していないためSteamのゲームをプレイしたい人は絶対に購入しないでください。
ただし、Playストアにあるアプリはインストールできるため、Androidのスマートフォンで遊びたいゲームがあればChromebookで遊ぶことができます。
※Chromebookで一部対応していないアプリがあります

5. さいごに

Chromebookのメリットとデメリットについて記載してみたけどいかがでしたでしょうか。

ググったりYoutubeなどの動画を観ることがメインにノートパソコンを探している人がいれば、安価で手に入れられるためオススメできる商品です。

逆に動画編集やゲームをプレイしたい人はMacやWindowsを探すことをおすすめします。

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